2017年04月23日

熊日新聞でも川柳句集「熊本地震の記憶」紹介

 今朝は、前田口麦彦熊本県川柳協会長の自宅を訪れる約束が有ったので、ちょっとだけ畑の見回りに行ったところ、昨日移植したブロッコリーが突風で荒らされていました。
 少しは、植え直しましたが、がっかりしました。
 10時に、田口宅を訪問して、沢山川柳関係を本を貰って帰り、書棚に田口麦彦コーナーを作り、並べました。
 今日の地元に熊本日日新聞の朝刊に、昨日の西日本新聞に続いて川柳句集「熊本地震の記憶」の記事が、大きく掲載されていました。
 その記事の内容は、一昨日に熊本市教育委員会での句集の贈呈式でしたが、句集についての紹介と幾つかの句が紹介されていました。
 今日は、新聞記事を見た友人・知人から喜びの電話が沢山ありました。
 夕方近くに、ゴルフの練習に出かけましたが、ここでも新聞記事をみんなが喜んでくれました。
 この記事のお蔭で、書店でも注文が多くなったようです。
 今日は、ハッピーな一日でした。



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2016年12月25日

第58回熊日文学賞の候補作品

 今日は、昨日から更地に作っているビニールハウスを従兄弟と頑張って作りました。
 ビニールハウスを作ったのは、来年は自分でいろいろ野菜を苗から育てるためです。
 私の父の実家は、農家で、私の家も兼業農家で、幼いころから農作業に携わっていたので、野菜つくりが性に合っているようです。
 農作業をしている時が、他の趣味よりも心が落ち着きます。
 今朝の熊日新聞の朝刊を読んでいたら、第58回熊日文学賞の候補作品6点の記事が目に止まりました。
 その候補作品の一つに、荒巻邦三著「満州国の最期を背負った男・星子敏雄(弦書房)」がありました。
 私は、大学を卒業して熊本市に入庁して、5名の市長に使えました。
 この5名の中に、一番記憶に残る市長が星子敏雄市長です。
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2016年12月04日

孫の子守で満喫の三日間

 二日から四日まで、横浜の孫の2歳の誕生祝の為に妻とふたりで出かけました。
 横浜では、三日とも妻と孫の子守を頑張って、爺と孫の絆を太くしてきました。続きを読む
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2008年08月05日

六月例会優秀句

 六月例会優秀句
 課題
 「油断」        渡辺幸士選
油断して取られたバッグ年金日     萌
  隠し玉持ってライバル突いてくる    豊美
  油断して首に年齢出てしまう      絹子
  トップの座天狗になっていた油断    あじさい
  良性と言われ油断の二年間       邦子
  ポケットに忘れたままの花名刺     美学   五客
  告発を油断していた経営者       高徳   五客
  内緒話机上マイクに暴かれる      春雪   五客
  信じてた内緒ばなしが筒抜ける     まさこ  五客
  ときめいて涙に油断甘い罠       雄二郎  五客
  油断してます夫のそばだから      啓子   人位
  うしろには目がないことをつい忘れ   慶之介  地位
  油断した退職金と消えた妻       博    天位
 「守る」        津山博選
  喜びの蛍の数に川守る         萌
  約束を守ってバスに乗れずいる     幸士
  もったいない賞味期限を守りすぎ    豊美
  陽がまぶし自分を守る嘘をつく     邦子
  神様に守られていた今日の無事     道子
  過疎の村鎮守の髪に守られる      政子
  漬物石伝来の味守ってる        豊美
  憲法9条不戦の近い守らねば      隆満
  故郷にめだかを守る子等の汗      豊子   五客
  登下校子ども見守る地域の目      孝幸   五客
  守るものあるから男強くなる      広子   五客
  この家族守ってきたと腹が出る     初蔵   五客
  亡母の味守る糠漬け」だんご汁     善子   五客
  一生を守ると軽く言わないで      千寿   人位
  お母さん僕が守るとまだ独り      めぐむ  地位
  伝統の神楽を守る若い汗        修    天位
 「雨」       西田邦子選
  土砂降りへあの野良猫はどうしてる   高徳
  今日も雨ビアガーデンが欠伸する    博
  眼鏡にもワイパー欲しい戻り雨     絹子
  旅独り飲む他はなし夜の雨       幸士
  不意の雨手招きしてる縄のれん     雄二郎
  テレビ消し不安がよぎる雨の音     あじさい
  雨の中田圃見回る亡父がいた      広子
  雨の音聞いてまた寝る二日酔い     孝幸
  石段の母へ手を貸す夏の雨       善子
  梅雨晴れ間待ってましたと布団干す   道子
  雨の午後一人聞いてるラブソング    睦子   五客
  終日雨妻の無言と向かい合い      茂緒   五客
  降り続き手抜き工事が暴かれる     副木   五客
  梅雨晴れ間目が回ってる洗濯機     修    五客
  ベランダにストレス干そう梅雨晴れ間  めぐむ  五客
  孫送る楽しみくれる朝の雨       初蔵   人位
  被災地の不安を雨がまたなぶる     まさこ  地位
  雨ざんざ手紙が少し長くなる      千寿   天位
 雨の中、多くの仲間が来てくれて、盛況の内に楽しむ事ができました。
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五月例会優秀句

 五月例会優秀句
 課題
 「糸」        平田朝子選
  八十余年命の糸を紡ぐ春      政子
  マフラーになるかならぬか毛糸編む 慶之介
  凧の糸着てあげますご自由に    めぐむ
  いつ解けるのか国会のねじれ糸   美学
  目に見えぬ糸が絡まる出会い系   博
  アルバムで記憶の糸を手繰り寄せ  春雪
  絹糸に似て切れそうで切れぬ夫婦仲 睦子
  二十年しつけのついたまま眠る   萌
  オペの糸とけて余生を曇らせぬ   豊美
  糸電話亡母の声が聞きたくて    広子
  綾取りの糸がもつれて橋くずれ   美致代   五客
  いつまでも解けぬ母のしつけ糸   善子    五客
  糸電話ならば言えそう愛してる   隆満    五客
  抱きしめて糸口捜す不登校     邦子    五客
  父母のもつれ糸は子がほぐす    まさこ   五客
  操りの糸引きずって塾カバン    茂緒    人位
  裏金の糸を引くのは誰だろう    高徳    地位
  旗の下一糸乱れぬマスゲーム    理石    天位
 「少年」       古閑修選
  事件簿に少年増えていく怖い    啓子
  少年の翼ネットに潜り込む     めぐむ
  反抗期目だけ涼しい顔をして    博
  少年の匂いTシャツがまぶしい   美致代
  日焼けした少年の目に嘘がない   初蔵
  少年の瞳に宿る未来地図      孝幸
  少年緒野獣に変わる日が怖い    豊子
  少年の大志都合で迷い道      春雪    五客
  少年の隠した武器が息ひそむ    萌     五客
  モザイクが消えて少年裁かれる   絹子    五客
  少年は汚れた大人になっていく   高徳    五客
  少年の夢がはみ出す日記帳     礼吉    五客
  ふるさとでみな少年の顔になる   善子    人位
  少年の急な無口に気づかない    朝子    地位
  母さんは僕が守ると頼もしい    まさこ   天位
 「うっとり」     前田高徳選
  年忘れ銀盤にみる美女の舞     美学
  宇宙ではうっとりする間などはない 初蔵
  追い忘れうっとりしてる美女の酌  孝幸
  腰据えてうっとり見てる美人の絵  豊子
  老紳士うっとりさせる身だしなみ  修
  うっとりと足止めさせる琴の音   豊美
  告白の甘い言葉に酔う夕べ     邦子
  飛行機雲うっとりと見る空の碧   礼吉
  嫁ぐ娘をうっとり見た日春霞    絹子    五客
  懐メロの曲にうっとり聞きほれる  広子    五客
  うっとりと初夏の筆あと見つめてる 朝子    五客
  人妻に見とれて妻につねられる   理石    五客
  水着ショー妻に突かれはっとする  茂緒    五客
  妖艶の舞にうっとり女形      雄二郎   人位
  うっとりと富士はやっぱり日本一  隆満    地位
  うっとりと百万円の松を見る    慶之介   天位
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四月例会優秀句

 四月例会優秀句
 課題
 「見方」        安永理石選
  お天気も味方につけて初節句    慶之介
  車買う味方につけたおばあちゃん  久美子
  肩を組む屋台味方に敵もない    豊美
  春や春見方のような敵もいる    美致代
  生きてゆく敵も見方も受け入れて  善子
  見方から造反もでる政治劇     美学
  善意は問わぬあなたの味方する   睦子
  神仏を見方につけて老いを生き   孝幸
  根回しで見方を増やす幹事役    春雪
  助け合いみんな味方の過疎の里   豊子   五客
  勢いに風も味方のホームラン    邦子   五客
  生涯の味方結局妻一人       高徳   五客
  微笑が敵も味方にしてしまう    まさこ  五客
  失点を味方打線に助けられ     朝子   五客
  頼もしい無口が味方してくれる   茂緒   人位
  三毛だけが味方で僕の膝に来る   隆満   地位
  本当の味方黙ってついてくる    千寿   天位
  
 「絵」         宮本礼吉選
  窓枠に絵になる月を一人見る    政子
  旅先のスケッチ見てる二度の旅   初蔵
  絵手紙に季節の花をくれるとも   広子
  廃校の壁画が昔を語りかけ     春雪
  美人の絵どこの誰かともめの元   絹子
  絵葉書でくるハネムーンの旅便り  美学
  スケッチブックひとつ抱えて気まま旅 副木
  森の絵の酸素と同居する茶の間   萌
  絵心があればと思う朝の空     睦子   五客
  不自由になって優しい詩画集    邦子   五客
  絵手紙の旬の野菜を買いに行く   修    五客
  絵日記にママ冷や汗を書いている  啓子   五客
  実写より森はこんもり書いておく  朝子   五客
  廃校の壁に残った児童の絵     博    人位
  春の絵にピンクばかりが減りたがる まさこ  地位
  絵手紙にアドリブがある隠し文字  雄二郎  天位
 「あたたかい」     嶋本慶之介選
  あたたかく四股名呼び合うクラス会 豊美
  帰り待つ家の灯りがあったかい   幸士
  くず湯とろり遠い昔の母の味    豊子
  あたたかい椅子が会議の長さ知る  絹子
  あたたかい記憶が遠い母の胸    隆満
  この躾先ずあたたかく抱きしめる  善子
  あたたかい夫の細い目にほれる   萌
  60年味噌汁さめたことはない   礼吉
  わだかまり消えてワインのあたたかさ 雄二郎 
  あたたかい春風に乗り小旅行    道子   五客
  陽を吸った布団は母のあたたかさ  副木   五客
  温かい風を背負って孫が来る    初蔵   五客
  温いなあ娘が呉れたちゃんちゃんこ 茂緒   五客
  我が儘な患者もじっと聞くナース  啓子   五客
  若い子が譲った座席あたたかい   みのる  人位
  温暖化地球の肌があれてます    美致代  地位
  口下手の友の祝辞にじんと来る   博    天位
  
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2008年04月08日

三月例会優秀句

 三月例会優秀句
「若い」       寺本隆満選
  ネオン街歩くと若い日に返る     孝幸
  朝起きただけで嬉しくなる若さ    茂緒
  まだ若い素顔のままの君が好き    豊子
  若い者はと言った時から負けている  初蔵
  村まつり都会に負けてきた茶髪    美致代
  若い今言いたいことは言っておく   初蔵
  末席が青い若いと無視される     修
  若い風やる気みなぎる入社式     絹子
  冒険は承知若さに物言わせ      副木
  他人の目気にせぬ姑の若づくり    政子
  驚いた孫がいるのにこの若さ     広子
  嫁が来てばあちゃんまでも若返り   修
  誰よりも若く見せたい若作り     朝子
  若いねと言われ喜ぶ年になり     絹子
  若い日の軽挙いまだに悔やまれる   副木
  イヤリング付けると妻は若く見え   孝幸
  趣味子守傘寿の母はまだ元気     まさこ
  世話役と趣味で若さを持ちこたえ   春雪
  民謡を歌う米寿の若いこと      博
  卒業の孫がまぶしい薄化粧      まさこ
  お若いと言われた妻がテレている   礼吉
  年金は要らぬ喪いちど若さ呉れ    副木
  お若いと言われ歩幅に無理がくる   豊子
  一直線若さが急所突いてくる     啓子
  お孫さんと聞かれる若い妻といる   礼吉
  ひと時の若さ呼び込む同期会     春雪
  若かったあれは恋かとほろ苦い    博
  若作りしても背中に出る丸み     睦子
  楠若葉薫風に酔う天守閣       修
  若さとはときめく心翔ぶこころ    善子
  過信した若さに見えぬ魔のカーブ   邦子
  お若いと言われて背筋ピンと伸び   広子
  若いふりしても昭和が直ぐに出る   広子
  わかもとを飲んで元気な父だった   慶之介
  お若いとついにのせられる試着室   豊実
  四捨五入若い方へと切り下げる    幸士
  まだ若い気持ち鏡に砕かれる     幸士    五客
  若い日の苦労に花は実をつける    政子    五客
  花いちもんめあなたを奪う若かった  美致代   五客
  若き日の素顔を買いに行くエステ   高徳    五客
  夢は社長若竹並ぶ入社式       豊実    五客
  一歩出る今日より若い時はない    邦子    人位
  その先へ挑む若さの肩を押す     善子    地位
  襟足に女を秘めてまだ若い      まさこ   天位
  麗人募集ただし二十五ぐらいまで   隆満    自句
 「目・眼」        林雄二郎選
夢芝居眼鏡ひとつでどんなにも    善子
  目の中に入れて笑える孫がいる    慶之介
  義母を見る嫁の優しい目が届く    初蔵
  金借りに来たと判った必死な目    副木
  目に見えぬ情けの深さ身にしみる   政子
  目の保養ただ見るだけの0の数    美学
  ちらり見る目の鋭さに何かある    高徳
  ただいまとママを目で追うランドセル 豊子
  誠を尽くす目は口よりもものを言う  邦子
  人の目がどうあろうとも腕を組み   修
  眼帯で女がシャイに武装する     隆満
  老眼ががまん限度の文字を読む    絹子    五客
  他人の目が保険額まで試算する    朝子    五客
  超ミニにやり場に困る目の動き    春雪    五客
  目を開けた途端難題持ち込まれ    茂緒    五客
  心にもないことを言う目の動き    萌     五客
  ブランドのバッグの値札目に痛い   まさこ   人位
  指名されそうで早めに目をそらす   博     地位
  妻にないあの渡し目に足が向く    豊美    天位
 「安心」     小濱春雪選
  元気ですが心落ち着く娘の電話    初蔵
  滑り止めまずは押えた新学期     美学
  安心して食べるギョウザが欲しくなり 孝幸
  心配するな夫の言葉に安堵する    広子
  安心をいっぱい売っているセコム   美致代
  長生きも安心できぬ医師不足     絹子
  先ず親父の食わせ安心輸入食     雄二郎
  いきいきと年金貰う安心日      萌
  安心を探し地下売り場を回る     茂緒
  男子誕生皇室しばしご安泰      隆満    五客
  天界は安心ですと亡妻が言う     幸士    五客
  会長を再任するという拍手      礼吉    五客
  どっこいしょやっと間に合うバスの席 豊子    五客
  いつだって妻が元気でいる安堵    睦子    五客
  ひとり旅無事に着いたと孫の声    慶子    人位
  山越えた父の命へ青い空       修     地位
  手の届くところにいつも妻がいる   朝子    天位
  
 
  

  
  
  
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2008年03月01日

二月例会優秀句

 二月例会優秀句
「深い」      宮本礼吉選
  遠慮深い嫁がわが家の人気者      初蔵
  根掘り葉掘り深みに嵌り人の世話    雄二郎
  もがいても楽にならない苦笑い     まさこ
  人様の都合深読みなどしない      睦子
  しなやかに生きて女の深情け      睦子
  深々と頭を下げて謝罪劇        高徳
  身から出た錆に傷心深くなる      修
  手を出したばかり悪女の深情け     隆満
  深い絆夫婦が紡ぐ赤い糸        広子
  深い訳知らぬ振りする思いやり     善子
  川の深さ怖さ教えた父の竿       豊美
  算術に走る医療の深い闇        絹子
  みぞおちの奥で女の恋実る       朝子
  栄転の格差を見せる深い椅子      豊美
  深い闇裏金議員仮出所         啓子
  偽装からのれんに残る深い傷      茂緒
  深い井戸昔話を汲み上げる       理石
  友達でいようかわす深情け       邦子
  不用意な言葉に胸をえぐられる     邦子
  昭和史を刻んだ父の深い皺       博
  DNA深い絆を解き明かす       春雪
  輪の中にいても隙間の深い溝      萌
  悲しみの深さ無視するインタビュー   絹子
  失って愛の深さを思い知る       幸士
  嫉妬する夫に深い愛求め        初蔵
  雪深い里でも故郷温かい        茂緒
  中国ギョーザ出口見えない深い闇    博
  太陽に会いたいと言う深海魚      高徳
  深入りはよそう二階のお騒がせ     久美子
  この先は越えてはならぬ深い川     善子
  他人だなあ傷の深さを訊きたがる    高徳
  深い中知らず陰口言った悔い      春雪
  子の立志深い願の絵馬吊るす      雄二郎
  深い読みずばり当たった気味悪さ    啓子
  うっかりの一言深い傷作る       美学
  垣根越し深入りしないお付き合い    豊子
  深々と頭を下げて酔っている      朝子
  青い実が覗いてみたい深い淵      邦子
  札束に弱い男の深い罠         修
  深爪の訳は昨夜の酒オトコ       隆満   五客
  深情け女が落ちていく奈落       道子   五客
  深読みが過ぎて他人と馴染めない    春雪   五客
  訥弁や味わい深く笠智衆        慶之介  五客
  サスペンスめく深井戸が城にある    美致代  五客
  飽いただけ深い訳など無い離婚     隆満   人位
  養殖魚海の深さをまだ知らぬ      幸士   地位
  摩周湖の水の青さよ猜疑心       慶之介  天位
  倦怠期杉の花粉の深情け        礼吉   自句
 「手」       小島萌選
  年寄りに手ごろなおやつ桜餅      礼吉
  ふところ手親父出番よ屋台骨      雄二郎
  ギター弾く指の先まで春の色      善子
  お手々つないで古希と米寿がダンスする 博
  握手にも応えてくれぬ苦笑い      朝子
  奥の手を抱いてピエロの初舞台     雄二郎
  もう飲めぬ手は盃を離れない      礼吉
  額の手母が名医に見えた朝       絹子
  政策の手に振り回されるチルドレン   まさこ
  手を見せて母のドラマはまだ続く    理石
  火の手から無事に赤ちゃんキャッチする 邦子
  手のひらをかざせば透けて梅の花    善子
  方言が彼の地彼の地で手をつなぐ    まさこ
  反戦の輪にばあちゃんも手をつなぐ   幸士
  手の内を見せよう女がよく笑う     隆満
  ひらめきを書いた手帳が見つからぬ   博
  ただですか作り笑いの手を伸ばす    茂緒
  今度はいつ寝たきりの手が話さない   豊実
  手を握るその瞬間に深呼吸       春雪
  問答無用父の平手は速かった      豊実
  握る手を離せと言うか発車ベル     幸士
  恋かしら手話の十指が弾んでる     修
  握手した人の名が出て来ぬ焦り     隆満
  暖かな手です一緒に泣いてくれ     睦子
  グーチョキパ裁判よりも明快に     慶之介
  いまになお消えぬあの日の手の温み   美学
  手を引いた夫の背中頼もしい      広子
  無意識に手を貸していた車椅子     初蔵
  お節介手よりも口の方が先       豊子
  手を貸した借りてお互い独り者     茂緒
  左右の手元気に動く夢畠        政子
  スピーチを短くすると大拍手      孝幸
  手話少し私もできるボランティア    隆満
  バスの中メールメイクとせわしい手   久美子
  切り札は手の中にある咳払い      理石
  手の届くところへ辞書と虫めがね    博     五客
  掌を流れてゆかぬ川がある       美致代   五客
  手水鉢水が凍って春よ来い       道子    五客
  介護の手愚痴聞き自慢褒めてやる    修     五客
  手を抜いた時に限って客が来る     啓子    五客
  胎内で握手してからじゅっと母     高徳    人位
  大丈夫家族をつつむ大きな手      邦子    地位
  十指みな開いて掬う春の水       善子    天位
  カルシュウム不足が転ぶ部屋の中    萌     自句
 「今日」        伊津野善子選
  勤務終え今日一日の笑みを脱ぐ     絹子
二度と来ぬ大事な今日よ呑みましょう  雄二郎
  今日ダンス明日は子守と姑多忙     まさこ
  日向ぼこ何もない今日ありがとう    睦子
  茶柱に今日一日の運試す        政子
  一日一善今日も路傍の缶拾う      美学
  フルムーン幸せくれる今日の虹     豊実
  痛い足さすって今日を褒めてやり    博
  良い日だった自己満足の日記帳     美学
  終バスに今日の疲れがよく眠る     幸士
  日々平和今日の日記も変わりなし    豊子
  具沢山今日も味噌汁すする音      修
  今日の風柔らかに吹け子が帰る     慶之介
  お邪魔虫今日は暇だと小半日      啓子
  今日生きる三度の飯に感謝して     久美子
  そして今日手形が割れぬまま三時    隆満
  今日一日お疲れ様とで迎える      広子
  何もない今日は私の誕生日       邦子
  今日は何しようと起きる定年後     茂緒
  祈りたい今日は三次の面接日      久美子
  今日からはリハビリ開始紅をさす    春雪
  今日買ったギョーザ疑う家族の目    絹子
  今日生きて明日の夢を温める      高徳
  あくせくと今日も終わった米を研ぐ   修
  湯たんぽが再デビューする今日の夜   絹子
  紅さして落としてひとり今日終わる   美致代
  巧い嘘一つ残して今日終わる      幸士
  今日までの賞味期限を四度食べ     理石
  今日という返ってこない宝物      慶之介
  今日の服派手だ地味だとうるさい子   啓子
  今日無事に生きて感謝と日記書く    道子
  今日も良く動いてくれた足を揉む    初蔵
  仏壇を拝んで今日を締めくくる     孝幸
  今日までの命と泣いた特攻機      政子
  お天気と余命を今日も確かめる     修
  仏壇に今日一日の無事祈る       広子
  今日一つ予定があってほっとする    朝子   五客
  明日という未来へ今日が始発駅     隆満   五客
  全身に清め塩して今日生きる      美致代  五客
  今日までと特売チラシ急き立てる    豊子   五客
  過去は過去今日一日が私です      慶之介  五客
  とんとんと今日も元気な台所      春雪   人位
  腰痛にいいという靴今日も履く     美致代  地位
  今日も無事明日へつなぐ酒を乾す    隆満   天位
  今日のこと今日に治めて日々新た    善子   自句
  
  
  
  
 
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2008年02月11日

一月例会優秀句

 一月例会優秀句 
課題
 「顔」     吉岡茂緒選
  授乳する娘もいつかしら母の顔      初蔵
  耳に口戸単に顔が曇り出し        副木
  男は度胸顔はあとから出来上がる     善子
  福笑いそんな家族と住みたいな      朝子
  顔つぶすとはどれだけの価値なのか    美学
  雪焼けの顔で南極点に立つ        副木
  今日終わる素顔のかえる退社ベル     美学
  顔色を先ず褒めている見舞い客      啓子
  歴代の額癖のある顔ばかり        副木
  能面の下に隠した悪の顔         道子
  肩書きが付くと顔まで広くなり      孝幸
  夫婦でも長く暮らすと顔も似る      孝幸
  たった一つの自慢飲み屋に顔が利く    安重
  家族呼ぶ医者も人の子暗い顔       豊実
  自信ない顔が揃ったチルドレン      礼吉
  ジギルとハイド私に顔が二つある     隆満
  高いほど売れる不思議な美顔水      春雪
  犯人の似顔絵僕とよく似てる       孝幸
  何度見てもやはり私の顔である      修
喜怒哀楽の皺を持ち寄るクラス会     春雪
  顔だけと言われ出た末役回る       初蔵
  顔ぶれが出揃い選挙もつれだす      理石
  祭り太鼓聞くと亡父の顔浮かぶ      初蔵
  山の事故雪は素知らぬ顔をする      啓子
  能面の光と影がつくる欝         慶之介
  顔借りて出来た人脈すぐに解け      修
  偽証罪顔色無しのお役人         絹子
  朝の顔紅だけつけてごみだし日      啓子
  今日の顔鏡に見せて恥ずかしい      あじさい
  すっぴんも正直でいい妻の顔       慶之介
  指名手配そんな顔したパスポート     博
  まる四角三角顔もみな笑い        慶之介
  先生の顔つきまとうせまい町       幸士
  謎多き女はいつも顔そらす        萌
  火も泥もかぶり親父のいい顔だ      美致代
  自慢する程ではないが顔の傷       高徳
  善い人だつつみかくさず顔に出る     絹子
  だんだんと素顔が消えるコンパクト    修
  あの顔できつい冗談軽く言う       博
  気に入らぬ鼻が鏡の真ん中に       華菜
  あどけない顔で大人を愚弄する      礼吉
  研修のナース笑顔でカバーする      まさこ
  顔のない人に引かれていくメール     朝子
  病床に堪える笑顔が痛ましい       まさこ
  どの顔を下げて行こうか初対面      高徳
  政治家の主張に裏の顔がある       まさこ  客
  不発弾抱いて時々呆けた顔        美致代  客
  淋しさが顔が出る日は紅は赤       華菜   客
  目鼻立ち少しずらせば美女になる     善子   客
  不器用なダルマ笑ってばかりいる     安重   客
  懐の中まで読んで顔を見る        理石   人賞
  誕生日ひとつ賢い顔になる        あじさい 地賞
  貧しさは顔色を読む子が育ち       隆満   天賞
  飲みすぎに注意と顔に書いてある     茂緒   軸
 「空」     渡辺幸士選
  臨席に美女講演会はうわの空       邦子
  真っ青な空が悔しさ和らげる       初蔵
  夢ひとつ風船に詰め冬の空        華菜
  ふる里のアングル広い空のまま      春雪
  旅の空家恋しくて電話する        広子
  どんどやの炎吸い込む青い空       博
  葬儀場出て青空にほっとする       茂緒
  空言も混ぜて大げさワイドショー     春雪
  星のない空に試練と書いてある      華菜
  青空の下で私は気鬱症          茂緒
  曇天にぶら下げてある絵空言       安重
  何のかの言うては出たがいい天気     安重
  戦中の夢爆音に身構える         美学
  青い空ばかり記憶の麦畑         礼吉
  青空に笑顔で叫ぶ車椅子         修
  冬の空煙となって兄が逝く        広子
  景気回復どこの話か空財布        朝子
  ゆっくりとわたしを癒す青い空      華菜
  秋空の下久々の魚信待つ         美学
  凧揚げの声突き抜ける冬の天       修
  青空に今朝の気分を覗かれる       あじさい
  長談義空気が読めぬ天狗たち       絹子
  里の空見上げて心癒される        孝幸
  おみくじは凶でも今日は日本晴れ     高徳
  迷わずに空へ飛び立つ竹トンボ      豊実
  菜の花が咲いて空気が甘くなる      萌
  金婚でやっと空気になるふたり      修
  いちめんの菜の花空をつなぎとめ     礼吉
  ときどきは心の中を空にする       あじさい
  森に来て騙されやすい空気吸う      美致代
  逆上がり出来夕焼けの空綺麗       副木    客
  同じ月ながめていると来るメール     あじさい  客
  シナリオの通り空気がきな臭い      美致代   客
  最初からやり直そうよ青い空       礼吉    客
  許さねばこの冬空を抜けられぬ      善子
  少子化の空に孤高の鯉のぼり       隆満    人賞
  ただならぬ空気くらくら煮える鍋     美致代   地賞
  プロポーズ同じ空気を吸いたいな     朝子    天賞
  真実を語って空が広くなる        幸士    軸
 「酒」     津山博選
  髭面で一口飲んで真っ赤か        理石
  飲むほどに酒と酒とがよく喋る      孝幸
  鬼殺しぐいぐい呷るのは女        副木
  息子成人やっと一緒に酒飲める      広子
  晩酌が点滴よりも効いてくる       善子
  初春の酒少しを赦される         隆満
  逢えぬ夜の唇桃の吐息吐く        華菜
  方言に戻り生家で酌む地酒        萌
  あの世にも酒を売る店あるとよい     孝幸
  選挙前今夜のお酒生臭い         理石
  ライバルの酒が胃の腑にひっかかる    幸士
自販機の酒で孤独をあたためる      理石
  酒は不思議喜怒哀楽を取り仕切る     邦子
  星空と山間で飲むカッポ酒        朝子
  浮気ばれ夫を許す苦い酒         萌
  酒の量カルテに嘘を見透かされ      啓子
  呑むなとはよその奥さんなら言わぬ    茂緒
  ジョニ黒でちびちびやっている女     安重
  純米酒お屠蘇に入れてうまいなあ     道子
  無理難題それでも酒は味方する      善子
  CMのようにお酒を飲みたいな       美致代
  盃が内緒話を喋りだす          春雪
  うっかりと本音をもらす酔い心地     春雪
  酒ビール焼酎ワインみんな好き      慶之介
  温め酒妻のおちょこでのころびる     雄二郎
  抵抗も無く胃が減らす酒の量       初蔵
  父に似た僕にお酒がなぜ飲めぬ      まさこ
  辛口の酒だ弱音は似合わない       華菜
  飲むほどに父の繰り言多くなる      茂緒
  ひとりごと酒が相槌打ってくれ      善子   五客
  苦い酒飲んで飲み干す宮仕え       啓子   五客
  ほろ酔いが本音からませダンスする    絹子   五客
  ふわり酔う素敵な人が横に来て      華菜   五客
  人に酔い句に酔い少しの酒に酔う     美致代  五客
  屋台酒暮らしの背中見せている      幸士   人賞
  全快を五臓六腑に知らす酒        朝子   地賞
  嘘ついた舌がお酒を苦くする       初蔵   天賞
  



     
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川柳「声」からのお知らせ

川柳声では、色々な方のご参加をお待ちしております。
自分達と同世代の人だけでなく、若い世代の皆様のご参加も
お待ちしております。
少しでも川柳に興味のある方や他の会でご活躍されている方等
様々な方のご参加をお待ちしております。

開催場所は、熊本県熊本市の近見公民館で開催しています。
日程の方は、随時お知らせしていきますので、
御時間のある方は、是非御参加を検討してみて下さいね。
posted by osamu at 09:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 挨拶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする